『理事長の就任にあたりまして』
日頃より社会福祉法人手稲ロータス会の各事業所・サービスをご利用いただいております皆様並びに当会を支えていただいている多くの関係者・団体に心から感謝を申し上げます。
私は、令和3年6月29日付で、羽田 克已 前理事長の後任として就任いたしました。どうぞよろしくお願い申し上げます。
当会は昭和63年(1988年)6月に法人認可を受けて発足し、翌・平成元年(1989年)6月に「特別養護老人ホーム 手稲ロータス」を開設して福祉事業を担う道を歩み始めました。施設を開設した初期の困難を乗り越えてからは、札幌に「老人保健施設 手稲あんじゅ」と「認知症対応型グループホーム 手稲ゆうゆう」、さらには音更町にもほぼ同規模の「特別養護老人ホーム ロータス音更」と「老人保健施設 あんじゅ音更」を順次開設し、それぞれの事業所を拠点に通所事業や居宅支援・訪問介護事業等を提供しております。
設立以来33年を経過した今日、5施設・21事業を運営して約400名の職員が働く当会は、札幌市内で特別養護老人ホームを中心に介護・福祉事業を展開する社会福祉法人の中でも歴史と実績のある法人であり、その手稲ロータス会を率いる重責に当法人の監事を3年間担った私としても身が引き締まる思いです。
昨年来の新型コロナウィルス感染症の蔓延はこれまでの日常生活をはじめ、私たち介護事業にも大きな変化をもたらしました。特に、昨年12月に「あんじゅ音更」で発生した集団感染では、ご利用者様、ご家族様、そして地域の皆様にご不安とご心配をおかけしましたが、皆様の温かいご声援と行政機関など関係者の心強いご支援により2月中旬に収束を迎えることができました。
現在も各事業所では、ソーシャルディスタンスやこまめな消毒と清掃、そしてマスクの着用など感染予防の徹底に努め、ご家族様にはインターネットやタブレットによる面会や対外的な行事の自粛などご不便をおかけしておりますが、入所者様のワクチン接種は順調に進み、安全安心な日常へ向けて努力を重ねております。
手稲ロータス会は、ご利用者様、ご家族様、地域の皆様そして職員の「4つの笑顔」をモットーに、当会の長い歴史と実績にふさわしく他の模範となる高みをめざすことにより社会福祉法人の責務を果たし、より一層信頼に応えられるよう役職員一同心を一つにして力を尽くしてまいります。
皆様には、変わらぬご支援ご協力をいただきますようお願い申し上げ、着任のあいさつといたします。
2021年(令和3年)7月